【逆算戦略】「たった2日」の風邪が、受験にもたらす深刻な損失とは?

コラム用のサムネイル。知識の詰まった本が積まれている。

大阪市住吉区東粉浜の完全1対1個別指導塾、学友ハイスクールです。いよいよ朝晩寒い日も増えてきて、受験の冬到来も近い感じがしてきましたね。

実は、先週のことで恐縮ですが、私自身が体調を崩し、丸2日間業務を休まざるを得ない事態になりました。幸いすぐに回復しましたが、たった2日間の欠勤で、業務全体にどれほどの「遅れ」と「リカバリーコスト」が発生したかを痛感しました。

この経験は、受験勉強に取り組む中学・高校生の皆さんに、極めて重要な教訓を与えてくれます。


目次

1. 受験戦略における「2日間の損失」を逆算する

皆さんが「風邪で2日休む」という事態が、どれほどの「損失」になるか、ロジカルに考えてみましょう。

【損失の内訳】

  • ① 学習時間の損失: 普段の学習時間(例:5時間/日)× 2日 = 10時間の絶対的な学習時間マイナス。
  • ② 集中力・定着度の損失: 病み上がり数日間は、集中力や記憶の定着率が大幅に低下します。ここでさらに実質的な学習効率が20〜30%ダウンします。
  • ③ リカバリー時間の損失: 落ちた体力を戻し、休んだ分の遅れを取り戻すために、本来は予習・演習に使うべき時間を「穴埋め作業」に充てなければなりません。

受験直前であればあるほど、この2日間でライバルとの差は決定的に開きます。体調不良は、**努力を無にする「最大の敵」**なのです。


2. 体調管理は「戦略」であり、「自己管理能力」である

体調管理は、根性論ではなく、受験戦略における最優先事項です。

試験本番で実力を100%発揮するためには、試験までのすべてのプロセスを完璧に管理することが求められます。体調管理もその一つであり、これを怠ることは「本番で満点を取らない」と自ら宣言しているのと同じです。

【受験生が取るべき行動戦略】

  • 睡眠時間の確保: 睡眠は脳の「記憶の整理時間」です。削るべきは睡眠時間ではなく、ダラダラ過ごす時間です。最低でも6~7時間は確保してください。
  • 栄養管理の徹底: 特にビタミンCやタンパク質を意識し、免疫力を高める食事を心がけましょう。
  • 手洗い・うがいの徹底: 最もシンプルで、最も効果の高い防御策です。

これらの徹底は、すべて「自己管理能力」です。この能力こそが、難関大学や社会で求められる「自律して目標達成する力」なのです。


3. 万が一に備える「リカバリー戦略」

それでも、どんなに注意しても体調を崩してしまうことはあります。問題は、**「その遅れをどう取り戻すか」**です。

集団塾では、休んだ分の授業はそのまま進み、生徒は自力で膨大な遅れを取り戻さなければなりません。この段階で挫折する受験生が後を絶ちません。

しかし、学友ハイスクールの完全1対1指導では、このリスクを最小限に抑えます。

  1. 即時的なカリキュラムの修正: 2日休んだと判明した瞬間に、プロ講師が**「合格までの最短距離」を再設計**します。
  2. 遅れを取り戻す効率化: 授業を「穴埋め」に使うのではなく、遅れた内容の**「コアな論点」だけ**を抽出し、ピンポイントで定着させる指導を行います。これにより、最短時間で全体の遅れに追いつくことが可能です。

体調不良による学習の損失を最小限に抑え、確実に復帰させるための戦略的なサポートこそが、私たちの役割です。

体調を崩すリスクをゼロにはできませんが、その**「損失を計算し、リカバリープランを組み込む」**ことは可能です。健康管理も戦略です。万全の体調で、受験本番という最大の勝負に臨めるよう、今一度、日々の自己管理を見直しましょう。

学友ハイスクールでは、随時入塾のご相談をお受付しております。代表一人で賄っている塾ですので、対応にはお時間をいただく場合があります。お問い合わせは以下のフォームからお願いいたします。

この記事を書いた人

学友ハイスクール代表です。中学入試対策(算国理社)、高校入試対策(5教科)、高校生(英数中心)の授業を担当しています。

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